菅首相より先に辞めそうな谷垣総裁のミジメ



民主もダメだが、自民もだらしない。

松本復興相の暴言辞任やストレステスト実施の迷走など、
菅内閣の失点がボロボロと出てくるのに攻めきれず、党の支持率は低迷したまま。
党内では「谷垣降ろし」が頂点に達しつつある。

先週から今週にかけて党本部で行われた懇談会でも、中堅・若手議員から谷垣総裁に対し
「野党としてもっと攻撃すべきだ」「いつも戦略がチグハグ」
「内閣不信任案提出の時期は間違いだったのでは」など厳しい意見が相次いだ。

「総裁に就任して間もなく2年。もう、ほとんどの議員が谷垣総裁のことを見放しています。
国会の会期延長の採択を巡り、河野太郎議員ら
10人の“造反者”が出たことで分かるように、求心力低下は明らかですよ。
6日に石破政調会長が『2度目の内閣不信任案提出』について言及しましたが、
本来ならば谷垣さんが言う立場。
強い覚悟をもって『次こそは菅首相を逃さない』と迫るべきなのに、
『提出については国対が判断すること』ですからね。
みなドッチラケ。
リーダーシップのかけらもありません」(自民ベテラン議員)

頼りない総裁に見切りをつけたのか、参議院中堅の林芳正・元経済財政相が13日、
資金集めパーティーで「来秋の総裁選に出る」と宣言した。
エライ早い時期に言い出したものだが、党内には「林は、
谷垣さんに無視されている古賀誠議員が送った“刺客”。
『もう代わりはいるぞ。谷垣引っ込め』というメッセージだ」との見方が広がっている。

谷垣降ろしのXデーはいつなのか。

「ポイントは『菅政権のまま解散・総選挙』に追い込めるかどうか。
首相が代わっただけだと、民主党の支持率が大きく上がりかねない。
自民党内は『大連立すべきだ』『いやそうではない』とさまざまな意見が飛び交い、
大混乱となる。谷垣さんには抑えきれず、総裁交代論が噴出しそうです」

先に辞めるのは、菅か谷垣か……。


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