黙殺された野村総研の“TV消せばエアコンの1.7倍節電”報告



「こまめに電灯を消そう」「エアコンの設定温度を28度に」――テレビのワイドショーでは、
様々な節電方法が連日紹介されている。
その一方で、黙殺され続けている一番効果的な節電方法がある。

それはズバリ「テレビを消すこと」だ。

興味深いデータがある。
野村総合研究所が4月15日に発表した『家庭における節電対策の推進』なるレポート。
注目したいのは「主な節電対策を講じた場合の1軒あたりの期待節電量」という試算だ。

これによれば、エアコン1台を止めることで
期待できる節電効果(1時間あたりの消費電力)は130ワット。
一方、液晶テレビを1台消すと220ワットとなる。

単純に比較しても、テレビを消す節電効果は、エアコンの約1.7倍にもなるということだ。

この夏、エアコンを使わずに熱中症で亡くなる人が続出している。
にもかかわらず「テレビを消す」という選択肢を
国民に知らせないテレビ局は社会の公器といえるのか。

自分たちにとって「不都合な真実」を隠しつつ、
今日もテレビはつまらない番組を垂れ流し続けている。
続きを読む