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宝くじの1等賞金が7億5千万円にアップ―売り上げ回復策



総務省は21日、低迷する宝くじの売り上げ回復に向け、くじ1枚あたりの金額の
100万倍と定められている1等賞金の上限を250万倍に引き上げる方針を決めた。
現在の3億円が約7億5,000万円になる。

この大幅な引き上げにより、1枚300円のくじでは、
前後賞も合わせるとさらに高額な賞金が実現する可能性ができた。
引き上げは1999年以来で、総務省は当せん金
付証票法改正案を通常国会に提出、3月末までの成立を目指す。
ただ、発売団体の全国自治宝くじ事務協議会は準備期間が必要としており、
実際に1等が100万倍を上回る宝くじが発売されるのは2013年度以降とみられる。

来月発売される「東日本大震災復興支援グリーンジャンボ」は、99年に上限が
20万倍から100万倍に引き上げられて以降、初めての100万倍(3億円)となる。
そのため、今回の改正案が成立しても、倍率は段階的に引き上げられる見通しだ。続きを読む