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道徳崩壊の女児ひき逃げ放置事件、世界の主要メディアも報道



広東省で13日に発生した2才の女児が車にひき逃げされ、
事故の一部始終を目撃した18人が見て見ぬふりをした事故が
中国で波紋を広げているが、世界の主要メディアも大きく報じている。
環球時報(電子版)が19日付で報じた。

英紙インディペンデントは、今回の事件は中国人に驚きと恥辱を与えたと報道。
人びとのあいだでは、「中国はすでに道徳的指針を失ってしまったのか、
激しい議論が交わされている」と伝えた。

米CNNは、見て見ぬふりという冷酷な態度に、多くの人が憤(いきどお)ると同時に、
女児を助けた女性の行動に希望の光を見出していると報道。
「この清掃員は良識に従って行動したが、
多くの人びとがすでに良識を失ってしまった」と伝えた。

また、ロイター通信は、多くの中国人が他人を助けないのは、
自分が加害者とされかねないためだと分析したほか、
CNNは「近年の中国では事故などの被害者を
助けるべきか否かの議論がされているのは、
事故の被害に遭遇した一部の老人が、高額な医療費をねん出するために、
助けてくれた人を加害者として法廷で訴えるということがあったため」と報じた。

そのほか、米タイム紙は、「中国政府の関連部門が過去に、老人が倒れていても、
すぐには助けないように、と国民に忠告していた」と紹介し、
この提案の結果が非常にはっきり表れていると伝えた。
また、米ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国には
「勇気を持って正しい行動をする」ことを支持する法律が欠如しており、
他人を助ける親切な人を保護することができないと分析している。続きを読む