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渡辺謙「再生可能エネルギーに大きくかじを切らなければ
子どもたちに未来を手渡すことはできない」…ダボス会議でスピーチ



スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)の
42回目の年次総会(ダボス会議)が25日、東部ダボスで開幕した。
主要議題の一つ、東日本大震災について、俳優の渡辺謙(52)が
会合で英語のスピーチを行い、「絆」の大切さを強調した。

会合後に記者会見した渡辺は「被災地では人間として
何をするべきかという観点で活動を始めた」と説明。
ダボス会議では「被災地の、日本のありさまを世界に
発信したかった」と会合に参加した意義を強調した。

渡辺はスピーチで「行き場を失った人々に残ったのは、
人が人を救い、支え、寄り添う『絆』という文化だった」と聴衆に語りかけた。
また、東京電力福島第1原発事故にも言及。
「再生可能エネルギーに大きくかじを切らなければ子どもたちに
未来を手渡すことはできない」と述べ、人間が最後まで
コントロールできないエネルギーからの脱却を訴えた。
渡辺は昨年4月から被災地22カ所で被災者約3000人と面会した。

26日には菅直人前首相が震災時の対応などについて報告する。
29日までの期間中、約250の会合が予定され、約40カ国の首脳を含め政財界、
文化人ら2600人以上が議論。
日本の俳優、芸能人としてダボス会議でスピーチするのは初めてという。
同会議には、過去にエイズ撲滅やアフリカ支援に積極的な
アイルランドのロックバンド「U2」のボーカリスト、ボノらが参加したことがある。
初日の会合はほかに、欧州の財政危機や世界的な安全保障、
エネルギー、食料の問題などがテーマ。(共同)
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