ウォール街デモがシカゴに飛び火、金融機関に抗議



[シカゴ10日ロイター]米ニューヨークのウォール街で始まった反格差社会デモは
全米各地に広がっており、東部シカゴでは10日、教師や労働組合員らが参加して
金融機関に対する大規模抗議デモを行った。

一部のデモ参加者は、米抵当銀行協会(MBA)の会合場所の外や、
米先物業協会(FIA)がコンファレンスを開催中のホテルの近くにも集結。
「立ち上がれシカゴ(Standup Chicago)」と名付けられた今回の一連のデモには、
労組職員や教職員のほか、宗教指導者も参加しており、
主催者の話では計5カ所で数千人の参加が見込まれるという。

シカゴ商品取引所(CBOT)やシカゴ連邦準備銀行の前には数百人が集まり、
1%の富裕層が米国の富を独占していると訴えるスローガン
「私たちは99%」のシュプレヒコールを繰り返した。

デモ主催者の1人は、不動産の差し押さえや失業問題で「金融機関の果たした
役割を強調したい」としており、逮捕者が出ることも辞さないと述べている。続きを読む