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東京都で処理を受け入れた岩手県宮古市の東日本大震災の
災害廃棄物(がれき)第1便約30トンが3日午前、
貨物列車でJR東京貨物ターミナル駅(品川区)に到着。
がれき広域処理拡大への試金石となる、東京での処理がスタートした。
東北以外での受け入れは初。午前8時10分すぎ、2日夜に盛岡を出発した
最初のコンテナ3個が貨物ターミナル駅に到着し、フォークリフトでトラックに積み替え。
この日は計6つのコンテナが、都内3つの中間処理業者に運び込まれた。
このうち最初の1個、約6トンが搬入された大田区の処理業者では、
コンテナを開封するとガラガラと音を立ててがれきが床に。
木材や木くずなどに加え布団やネクタイ、ぬいぐるみなど、
津波で流されたとみられるさまざまな生活の品が泥にまみれ交ざっていた。
これらを、重機や手作業で金属などの不燃物を選別し、
可燃物は燃やしやすいように破砕した。
都は処理過程では放射線への不安に配慮し、宮古市の仮置き場に
職員を常駐させるなどして、各段階の空間放射線量などを定期的に測定、公表。
基準値を超えたがれきは搬出しない。
この日、可燃物の放射線量を測定用の箱に入れて測ったところ、
何も入れない時と比べて差はゼロで、検出されなかった。
また敷地周辺の放射線量は0・073マイクロシーベルト。
搬入前の値は0・077マイクロシーベルトだった。
可燃物は数日後にも江東区の焼却施設で一般の産業廃棄物とまぜて焼却を開始。
焼却灰と不燃物は東京湾内の中央防波堤にある埋め立て処分場に運ばれる。
都では11月中に1千トン、年度内に計1万1千トンを受け入れ予定で、
平成25年度までには宮城県分も含め計50万トンを処理する計画だ。
この日、がれきを分別した処理業者の責任者は「じっとりとして茶色くなった
ぬいぐるみや布団を見て、東北の人々の痛みを感じ複雑な気持ちになった。
復興のためにもお手伝いしたい」と話していた。
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